本日は、柏崎で『古民家鑑定』を行いました。
古民家の現場調査では図面の作成を行い、CADソフトで図面を起こす作業があります。
当然ですが現地で採寸し図面は正確に寸法を細かく記していきます。
こちらの古民家では”差し鴨居”が使われていました。
”差し鴨居”は大黒柱や柱に枘差しで直接接合する鴨居です。今回の古民家も建物中央に大黒柱があり、そこへ3本の差し鴨居が接合。
鴨居のせいが450mm、大黒柱も240mm角で存在感のある一部屋となっていました。
今では差し鴨居を使った現代建築物は少なく、貴重な存在。
非常に価値のある大きさの木材が扱われており、永い年月もの間支えていたと考えると驚きです。
床面積は1階が約150㎡、45坪。2階が約110㎡、33坪となっていて非常に規模が大きい家であることがわかります。
なぜこの規模の家が大地震にも耐え、倒壊しなかったのか・・・
その秘密は先ほどの”差し鴨居”にあります。
細い木であると大地震で折れてしまい、使えなくなるケースがありますが、この大きさの差し鴨居と大黒柱はサイズが大きいため時間が経つにつれどんどん木が固くなりより強固なものへと変わっているからです!
人間の年齢で換算すると、木は100年でようやく20歳、200年で40歳となるそうです。
弊社でも無垢材をふんだんに使った建築物が多く、5つのブランドに分けています。
その中でも近年ではWAKURASが特に人気です。
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