9月から解体工事を開始し、約半年に渡る古民家再生リノベーションが竣工を迎えました。
古き良き部分と生まれ育った環境の思い出を未来へつなぐカタチ。
従前の暮らしの不具合を是正、老朽化した部分を新たに直し、これからも長生きする住まいとなりました。
私が今回全ての担当をさせて頂きました。
仕事的に言うと、現場って面白いなとつくづく感じる工事でした。
設計はもちろんのこと、フルリノベーションの場合は解体して分かることが多くあります。
更に古民家再生となると、使用されている構造材は角モノではなく丸い柱や梁があったりします。
屋根垂木や桁も丸かったりするので、一筋縄ではいきません。
計画通りにならない部分もありますし、現況に合わせて施工することもあります。
また構造の補強なども大きさや使用する材など現場で判断することは多くあります。
現場監督の面白さはココにあると思います。
もちろん経験や専門知識は当然必要ですが、その引き出しがどれだけ多いかと最適な正しい判断で、直面する現場人の力量が問われます。
設計時のアイディアと現場でのアイディアが相まった仕上がりです。
