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2020/10/19

L字型住宅のメリット・デメリット

こんにちは、清新ハウス高井です。
 
 
今回は「L字型住宅」についてのブログです。住宅のかたちには様々な種類があります。総2階と呼ばれる飛び出た部分のない真四角の2階建てだったり、下屋といって一部だけ2階が乗っていなかったり。平屋などでは、真四角の住まいもあれば今回取り上げるL字の住まいもあります。このL字型住宅はどんな土地に適していてどんなメリットがあるのでしょうか。

■メリット

今回は平屋のL字型住宅をご紹介します。L字型にすることでその間に広いスペースがうまれます。そのスペースを中庭として、子供が遊べるようにしたい、アウトドアを楽しみたい、と考えた時、道路から丸見えなのは嫌ですよね。しかしL字型の建物を計画することで中庭を囲うように建物が配置され、残りの辺に塀などを設置することで周りからは見えにくい中庭を造ることが出来ます。また、L字型のような角の多い住宅は、三角形の土地や旗竿地など複雑な形をした土地にも対応しやすいとされています。こうした土地に四角い住宅を建築しようとすると、土地をうまく活用することができません。しかしL字型の住宅であれば、敷地の頂点に向かって長辺を伸ばせば、土地をうまく活用できる可能性があります。

■デメリット

地震大国の日本では、大地震が発生するたびに耐震基準が見直されてきました。現在は震度6程度の地震に対しては耐えられるように設計されていますが、直下型地震が多く発生している日本では決して安心できません。家の形として地震に強いのは正方形やそれに近い長方形と言われています。家を構成する6つの面が一体となり、地震エネルギーをバランスよく分散させることで地震に耐えようとするためです。ですから、四角い形の家に比べてデコボコしている住宅やL字型の住宅は、1点にエネルギーが集中し倒壊のリスクが高まる可能性があります。また、壁一面をガラス窓にしたいとお考えの方もいらっしゃると思いますが、窓は壁ではありません。その部分がぽっかり穴が開いているという風にとらえられるので、耐震性は低くなってしまいます。

他とは違う形、デザイン性も重要ですが地震で倒壊してしまっては元も子もありません。そういったことも考えながら計画することが大切です。

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