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2020/10/19

縁側のある風景を現代の住まいにも

清新ハウス 小林です!
 
日曜の夕方、明日から仕事だ・・・という気分になるTV番組と言えばサザエさんですが、礒野家でのシーンではよく「縁側」が登場しますよね。洗濯物を取り込んだり、タマが日向ぼっこをしたり、お客さんとおしゃべりをしたり、夏は子供たちがスイカを食べたりと、縁側は色々なシーンで使われています。
 
サザエさんの舞台である昭和時代の家には礒野家のように縁側を設ける家が多くありました。内部でも外部でもない中間領域のような空間ですが、特定の意味を持たないその曖昧さが縁側の良いところ。日常の様々なシーンで活躍してくれる無くてはならない場所でした。

■広縁と濡れ縁

縁側とは“和室と庭の間にある板張り空間のこと”を言います。縁側には二種類あり、内部空間であれば「広縁」、外部空間であれば「濡れ縁」と呼ぶことが多いです。
 
縁側のある風景を現代の住まいにも
■広縁の例(内部空間)
当社が古民家鑑定をした五泉市のお住まい。縁側と庭の間は木製サッシ、縁側と和室の間は障子戸で仕切られています。
 
縁側のある風景を現代の住まいにも
■濡れ縁の例(外部空間)
長岡市にある新潟県内最古の豪農の館「長谷川邸(旧長谷川家住宅)」の縁側。雨が縁側に吹き込まないよう軒が深く掛かっています。
縁側のある風景を現代の住まいにも
縁側を居心地の良い空間にするためには、縁側からどのような風景を見たいかをよく検討し設計をすることも大切です。縁側の向こうに隣家のリビングや室外機などがあってはリラックスできる場所にはならないですよね。周辺環境もよく確認して縁側を配置し、庭の植栽や綺麗な風景が望めるような縁側にしましょう。
 

■縁側には省エネ効果も

縁側のある風景を現代の住まいにも
縁側は省エネ効果を高める緩衝スペースとしても活躍します。夏は暑い日差しが居室内に直接入ることを防ぎ、冬は冷気を遮ってくれますよ。

■ウッドデッキを縁側のように使う

縁側のある風景を現代の住まいにも
古民家をリノベーションしたお住まいには濡れ縁のような屋根付きのウッドデッキを設えました。
 
暮らしの様々な場面で活躍してくれる縁側。リビングから直接庭に繋がるような設計が一般的になったこともあり、最近では昔のような縁側のある家はあまり見なくなりましたが、縁側を現代風にアレンジして住まいに取り入れる設計は今も人気があります。
 
「縁側はこういうもの」という固定概念はとりあえず置いておいて、縁側の良い要素を柔軟に住まいに取り入れてみるのも良いかもしれませんね。家族が集う心地よい場所になってくれると思います。
 
家族を見守る化粧丸柱
ゆとりと生活動線に拘った
20代で建てる自然素材の家
OPEN HOUSE
【長期優良住宅・若蔵】
 
場所:新潟市秋葉区山谷町1丁目13-32
 
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