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引き戸は開き戸と比較して、荷物の搬入時にドアを開けっぱなしにしておけたり、簡単にドアの開閉ができるなどのメリットがあります。開き戸の場合でも、ドアクローザーの機能によって開けっ放しにしておくことも可能ですが、開き勝手がアプローチの方に向いていたらそんなわけにもいきませんよね。開け放したドアを迂回するスペースが無ければ、やはり1回1回開け閉めをしなくてはなりません。普段からドアの開閉に伴って人に前後の動きがうまれて、大きな荷物や重い荷物を持っている時にはそれが大きな負担となってしまいます。荷物を搬入している時に、手が触れてしまってドアクローザーが解除された場合、とっさにドアを抑えようとするとその反動で物を落としたり手を挟んだりという思わぬ事故につながる可能性もあります。他にも玄関ポーチを小さくしたい、逆にそんなにスペースが取れないという場合に引き戸を選択することで省スペース化を図れます。扉自体は壁と平行に動き、ポーチ側に飛び出る幅を考えなくていいので、ポーチ部分は最低でも人ひとり分の奥行きがあれば十分とも言えます。住宅内を広く取りたい！という方にもおすすめです。

玄関ポーチは誰もが見ることのできる場所で、人の目に触れるからこそアプローチやポーチ部分をおしゃれにしたい！という考えの方も多いのではないでしょうか。外に置くものとなると、鉢植えや陶器でできたもの、ガラス製品などが多いですよね。こういったものは壊れやすい物の代表選手です。開き戸の場合、ドアがぶつかって倒れたり壊れたりする可能性があるので開閉に干渉する場所に物はおけません。その点引き戸の場合は、扉の前に物が置いてあっても開閉は可能ですし、雑貨が置いてあってもまず扉と触れないので、おしゃれを目いっぱい楽しめる点もメリットの一つですね。