なぜ住まいに断熱が必要だと思いますか?断熱をすることで、寒い空気が家の中に侵入するのを防ぎ、家の中の温かい空気が外に流出するのを防ぎます。そうすることで冷暖房費の節約にも繋がります。
という説明はよく見かけるのではないでしょうか。断熱材を入れることで断熱できる、というのはよく知られていると思います。ではなぜ、断熱材(今回はグラスウールを例にあげます)で断熱ができるのか、その仕組みについてお話したいと思います。
■断熱とは?
断熱とは、熱貫流率を少なくするということです。熱貫流率とは物体の中に伝わる熱の割合で、この値が大きいほど熱を伝えやすいことを表します。この値を少なくするためには壁体等の熱伝達抵抗(熱伝達率=物体表面と空気間の熱量の行き来の割合)や熱伝導抵抗(熱伝導=物体の熱の伝わりやすさ)を大きくしなければなりません。抵抗を増やすことで断熱という働きが生まれます。
■断熱効果を上げる方法
①壁や窓に中空層(空気層)を設ける
②断熱材を使用する