昨日のお問合せNo1は『バルコニーの屋根被害』でした。
雪が降ると毎回相談のあるバルコニー屋根修理。
R形状の屋根は落雪に依り割れやすい状況にあります。
わずか2㎜程度のアクリル屋根は衝撃に弱く、割れて粉々になります。
紫外線を浴びたアクリル板は硬化し年々劣化していき、耐久性が落ちていくのは仕方ありません。
そこへ落雪で衝撃が加わると割れてしまいます。
パープル色の屋根材が粉々になっていますね。
こちらのお宅では数年前に一枚だけメンテナンスし交換したそうですが、今回一緒に全部張替える内容でご相談がありました。
新たにポリカーボネート材で施工しても、また大雪で落雪した場合は新しくても割れてしまう可能性があります。
一番の対策は大屋根（直上の屋根）からの落雪を防ぐ対策を行うことが良いですね。
少しの落雪なら耐えられますので、一気に雪が落ちないよう軒先にスノーメルトフェンスなどを設置することをお勧めします。
いくら面積が小さくても、しょっちゅうバルコニー屋根の張替えをしていては、コストがかかりすぎます。
また、太陽光発電を載せている屋根は大変です。一気に滑り落ちてくるので、対策の仕方も良く考えないといけません。
雪が落ちると下にある室外機破壊や、お隣さんに迷惑をかけてしまうし、雪が落ちないと発電しないし・・・
大事なのは『安全対策』です。
当たり前ですが利益より事故損害を防止することに努めましょう。
昨年末に太陽光発電が載っているお宅の軒先にスノーメルトフェンスを設置する工事を行いました。
設置後すぐに雪が降ったので、その効果を大きく体感出来たと思います。
このような体裁になりますが、真下にある室外機を傷めず、お隣さんへ雪が飛んで行きづらくなったはずです。
