雪害によるポリカ屋根のアーチ型カーポート破損事故は、今シーズン最も多い事故です。
1mの雪には耐えられない仕様なので、ポリカ屋根アーチ型カーポートのお宅は20センチ程度積もった時点ですぐに雪を下ろさないといけません。
真ん中から真っ二つに折れて車ごとつぶれているお宅もあります。
全てポリカ屋根カーポートです。
そもそも積雪地域では不向きというか施工してはいけない仕様です。
やむを得ず採光の関係上採用した場合は、雪下ろしは絶対的作業です。
湾曲している部分の破損が多く、経年劣化でポリカーボネートが硬化しているところに衝撃が加わり割れを発生させています。
毎回このような割れが発生し、修繕費がかさむのは嫌ですよね。
しかもポリカは結構高価な素材です。
これもメリットデメリットあります。
カーポートセンター部では写真のように補強部材が施されておりますが、倒壊は免れたものの今回の雪の重みで骨組みが歪みました。
広く見てみると、新潟市では築30年前後のお宅でこのようなアーチ型ポリカ屋根カーポートを採用しているところが多いように感じます。
時代背景から当時このデザインが流行ったのでしょうか。
降雪量のある秋葉区や南区でも結構目にします。
火災保険に加入している方は全損でも補償されますが、造り替えるにはかなりのコストが掛かります。
自費の場合、思わぬ大出費となりますね。