現在一般的に木造住宅を建築するときの防腐防蟻処理は、合成殺虫剤で行われていることがほとんどです。
もとは自然界にあった虫除けの効果をもつ植物などの成分を化学的に合成したものなどがあります。
収納などに使う防虫剤もこの類で、虫、植物、環境、動物、そして人間にも強すぎるその作用のため、かならず数年で分解されるようにできています。
つまり数年後には何もバリアが施されていない無防備な状態となってしまいます。
効果の消えた数年後、生活が始まってしまっている住宅の柱や壁の中の木部全てに再度薬剤の処理をする事が難しいことはいうまでもありません。
その点、ホウ酸は分解されないので効果が減衰することがありません。
ホウ酸には水溶性の為、水・雨に弱いというデメリットもありますが、天候や施工場所を意識さえすれば非常に有効な防蟻材です。
皆さんも自分の家を守る・長く住み続けることを考え、防蟻処理を行っていきましょう。