用意するのはこちらです。
キヌカとタオルとキヌカを入れる入れ物。
(入れ物は使い捨てで十分です。私はイチゴの入っていたプラスチック容器を使用)
今回は1階約21帖程(LDK、玄関ホール、洗面室など)を一人で行いました。
まずは掃除機をかけ、雑巾で水拭きをし、床をきれいにしてからワックスをかけます。
この手順は自然素材の床材に限らず、どの床のワックスかけでも同じですよね。特別なことはありません。
ただ、オーナー様も一生懸命、ワックスをかけていらっしゃるかと思いますが、
キヌカワックスかけは、「根気」…入りますよね。
お天気もそうですが、やる気・モチベーション・体のコンディション・・・整えてから望めるとベストです笑。
なぜかというと、キヌカワックスは
嫌な香りやべたつきはなく、塗った後の木目が際立つきれいな仕上がりになるのが、個人的に大好きですが、
水性のワックスとは違い、軽くさーっと伸ばして塗装できるものではなく、
ゆっくりと床に浸透させるため、トロっとした塗料を薄く伸ばすには、力を入れて拭いていく必要があります。
なので広さによっては割と時間と体力を要し、疲れからか時々気力が低下する場面も…。(個人差、性格もあります!笑)
なので、お住まい丸々1棟を1日かけてワックスかけをするよりも、部屋毎・箇所毎に清掃日を分けてやることをお勧めします。
そんな体力・気力を割と奪うキヌカワックスがけですが、
頑張った分、達成感と木部への愛着がまた一段と湧いてきて、その仕上がりを見ると次回のお手入れも頑張れます。
木部も生き物です。定期的に塗った分・お手入れした分、何年経っても木の良さが経年変化と共に続いていきます。
私は、建ててから十数年が経ち、都度お手入れをされてきたオーナー様のお住まいを何件も見ています。
お手入れされている分、木部の艶や肌触りなど素敵な仕上がりになっているのを拝見させてもらっていますから、
みなさんにもそんな素敵な味わいあるお住まいに仕上げていただき、自然素材のお住まいをずっと楽しんでほしいと思ってお声がけしています。
まだ築年数の浅いオーナー様もぜひ一緒に、先輩オーナー様のような素敵な自然素材のお住まいに仕上げていきましょう。
さて実際に、1階部のワックスかけをやってみて、
掃除機かけから21帖分のワックスかけに、午前中の約3時間半ほどの時間がかかり、
午後半日乾燥させて完了しました。
経験や回数、要領もあるかと思いますので、時間はご参考まで。
(ちなみに窓枠はじめ、木製建具や木製家具なども、忘れず塗装しました。)
この広さを頑張れば半日で終わらせることができるというのが、今回の私の収穫です。
何事もやってみることが大事ですね。
あとは階段や2階の部屋も、これからお天気と気力と体力と相談して実行しようと思います。
お住まいのお掃除に最適な時期がやってきます。
是非ご参考頂きまして、素敵な春・新年度を迎えましょう。