解体中の様子です。
昔の住宅の多くは床下が土になっています。土は水分を通しますからどうしても床下に湿気が溜まってしまうというデメリットがあります。
その湿気で土台や大引、根太などの床を支える部材が腐ってしまうと、床が抜けたり、カビが生えてしまったりということがあります。
そのため外周部を囲うコンクリート基礎には等間隔に床下換気口が設けられていて、湿気を逃がす工夫がなされています。
こちらのお住まいでは、主要な構造材を残したスケルトンの状態にして、新しく間仕切りを作ったり、壁や天井を張っていきます。
真壁(柱が表面に出る造り)と大壁(柱が壁の中に隠される造り)両パターンの壁があったので、解体してからここに柱があった!と見つかることも。
上の写真の上部(黒い部分)はもともと壁でした。壁のボードを剥がしてみると土壁であることが判明。
この土壁を撤去してみると、2階が丸見えに。2階の壁も兼用していたんだとこの時分かりました。