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現場ブログ

2021/07/24

こんにちは、清新ハウス高井です。

今回は秋葉区柄目木で工事が進んでいるリノベーションの現場の様子を紹介します。

こちらのお住まいは道路に沿って大谷石の塀が作られていました。

大谷石は軽石の一種で耐火性があり石質も柔らかいため、加工のしやすさから外構や石塀、擁壁として多く使用されていました。

特徴としては、上記に上げた2点の他、風化しやすいというデメリットが挙げられます。

凝灰岩に分類される大谷石は、その中でも特に吸水性が高く、雨に濡れ水を吸収し乾くといったことを繰り返すと数十年で表層劣化が始まるんだそうです。

こちらのお住まいは築82年。新築当時に塀が建てられたかは分かりませんが、長い間雨風に晒されていたことは間違いないと思います。

下の部分はコンクリート基礎、上の部分は大谷石です。

大谷石同士を繋ぐ目地は崩れ、浮いているのが分かります。笠木が崩れている部分もあり、劣化が進んでいることが確認できました。

お施主様と話し合った結果、道路沿いの大谷石塀を全て撤去することになりました。

撤去後の写真です。

塀の周りに合った生垣も全て撤去し、視界が開け見通しも良くなりました。

2018年に発生した大阪北部地震では、小学校のブロック塀が倒壊して犠牲者が出る痛ましい事故が起こりました。

倒壊の危険があるのはブロック塀も大谷石も同じです。

別のお宅ですが、地震で傾いたようだと撤去のご依頼を受けました。

赤丸の部分、少し前に倒れているのがわかりますでしょうか。

手摺りがあるおかげで完全に倒れず保っていますが、もしなかったら…と考えると怖いですね。

新潟市は通学路などにある塀の撤去に補助金が出る制度があります。

塀の撤去を考えている方は、ぜひ調べてみて下さい＾＾

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