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加茂市で空き家の屋根葺き替え工事に着手しました。

こちらのお宅は山間部入口付近にあり、山の裾部分という敷地環境。

空き家で多い家の事故の一つに雨漏れがあります。普段居ないので雨漏れしていることに気づかず、久々に訪れたら室内が酷いことになっていたなんてケースは珍しくありません。

空き家と云えどもしっかりメンテナンスすることは所有者の責務です。

今年の初めの大雪で老朽化した空き家が倒壊したり、屋根が折れたりといった事故が多発しました。

善管注意義務として普段からの管理が大切ですね。

 

ご覧の通り瓦棒葺き屋根板金には藻が生えており、ボロボロの状態。屋根の先端の鼻隠し部分も腐食し軒樋が外れそうです。

 

 

屋根を剥がしてみると、下地防水シートは硬化しており、数カ所穴が空いています。

築50年は経過しているので、メンテナンス時期はとっくに超えています。

屋根塗装が出来ない状況となると、当然張替えという選択肢しか無いのですが、コストが倍以上発生してしまいます。

普段から塗装メンテナンスすることで、張替えることなく、美しい状態を保つことが出来たのに、なかなか目が行かないのが現実。

 

 

 

 

 

当時どのような材でどんな施工品質（職人レベル）と性能で造られたのか、解体してみるとよくわかります。

雨漏れし、大きな事故が発生する前に、意識的に住まいに目を向け、長く大切にしていきたいものです。

今回の屋根工事内容は、下屋の葺き替え、鼻隠し交換、軒樋交換といった内容で進めてまいります。