こんにちは、清新ハウス高井です。
みなさん、調理後のお湯や油、どう処理していますか?
シンクにそのまま流している、それは排水口・排水管の破損に繋がるNG行為です。
今回は、熱湯と油をピックアップしお話しします。
まずは熱湯について。
例えばカップ焼きそばの湯切り。今はその残り湯でスープがつくれますが、今回は捨てることを前提に話していきます。
22年間全く料理をしたことが無かった私でも、母に言われ、湯切りをする時は水を流しながらしていました。
ステンレス製のシンクで、熱湯を流すと「ボコンッ」と鳴るのでそれを防ぐ為だと思っていましたが、理由は別にあったようです。
キッチンの排水口に繋がる配管部分は、多くの場合、塩化ビニール樹脂製の排水管が使用されています。調理器具などには「耐熱温度」が設定されていますよね。排水管に使用されている塩化ビニール樹脂の耐熱温度は約60℃~80℃程度とされており、これ以上の熱さの熱湯を流した場合、排水管が軟化(柔らかくなる)することで変形や破損の危険性があり、排水管の詰まりや漏水の原因になってしまいます。
ちなみにステンレスシンクに熱湯を流したときに「ボコンッ」と鳴るのは、金属に熱が加わると熱膨張と呼ばれる伸びる性質によるもので、熱湯がかかった部分だけ膨張することでその周りのステンレスに負荷がかかり、音が鳴るのです。
つぎに油の処理について。
油は温度が下がると固まるということはみなさんご存知ですよね。固まる、ということは流した油は排水口や排水管の中で冷え固まって詰まりの原因になってしまうのです。
揚げ物をした大量の油を流すことは無いと思いますが、フライパンや食器についた油も注意が必要です。キッチンペーパーなどで拭き取ってから洗うことで、詰まりを防ぐことができますし、食器洗いの時間も短縮でき一石二鳥です(^_^)b
先に熱湯は流してはいけないとお話ししましたが、45℃から50℃のお湯であれば排水口掃除に役立つという面もあります。
何かをゆでた後などの熱湯は少し冷まして掃除に利用すると無駄ではありません!
最近はSNSでも、お湯をためて一気に流すという掃除方法が多く紹介されていますよね。
そんな投稿を見て私もお湯流さなきゃと思いながら早半年・・・。年末の大掃除の際にまとめてやろうと思います・・・(^^;