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清新ハウス高井です。

 

前回のブログで、外部は胴縁が施工されたということを書きましたが、

 

 

手前と奥で胴縁の向きが違うのがお分かりいただけますか？

これは外壁が縦張りなのか、横張りなのかによって使い分けます。

縦張りの場合は、胴縁は横。横張りの場合は、胴縁は縦という風になっています。

 

 

今回注目して頂きたいのは、横向きの胴縁。

横向きの胴縁を近くでみてみると･･･

 

 

このような欠き込みがあります。

この欠き込みは何のためにあるのでしょうか。これについて簡単にお話ししていきます。

 

 

 

木造戸建て住宅では、外壁の仕上げ材と躯体の間に「通気層」を設ける「外壁通気工法」（建物下部から上部に向かって通気層を作る工法）が採用されることが多いです。

 

 

外壁の下部から空気が入り、屋根の軒先や棟といった建物の上部にある換気口から空気が抜けるようになっています。

 

 

縦胴縁の場合、通気層が下から上まで通しでできるので、空気が滞留することはありません。

しかし、横胴縁で欠き込みが無い場合、

 

このように胴縁と胴縁との間で水蒸気が滞留し、外壁内部で結露して建物を劣化させる原因になります。

 

 

そのため胴縁に欠き込みを入れて空気の通り道を作っています。

外壁内で空気が動くことで水蒸気の滞留が防げ、それが建物の劣化防止にも繋がります。