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2023/05/31

本日は『古材の日』古材を利用したモデルハウス公開中です。ご予約制ですので、見学希望の方はお問い合わせください！

こんにちは

九州や四国などでは梅雨入りが発表されましたね。例年より早いのだとか。新潟も早めに梅雨入りになるでしょうか。

洗濯物が乾かないので生乾き臭が気になる季節です。今朝のニュースで、濡れたまま5時間放置すると雑菌が繁殖しやすくなると言っていたのですが、いつも夜に洗濯を回して朝家を出る前に除湿乾燥機を掛けてくるのですがそれでは既に雑菌が繁殖しているということになりますね…。日中に電気を使うのならば深夜の方が電気代も安いし、少し方法を変えてみた方がよさそうですね(-_-;)

では本題に行きましょう。

本日5月31日は『古材の日』なんだそう。古材再活用に向けた事業を行う愛媛県にある株式会社アステティックスジャパンにより制定された記念日です。5（こ）3（ざ）1（い）の語呂合わせが由来になっているんだとか。

本日は『古材の日』　古材を再利用したモデルハウス公開中です。ご予約制ですので、見学希望の方はお問い合わせください！

今日は古材について深堀りしていきましょう。私も知らないことが沢山なので色々調べながら私の考えも交えつつお話ししていきますね。

古材とは

一般社団法人全国古民家再生協会では、古材の定義を築50年以上の民家から取り出された木材としています。戦前は国産の良質な木材が住宅建築に使用されていました。しかし戦後の建設ブームで安い材が多く使われるようになり、国産木材がほとんど使われなくなりました。そのため昭和25年以前に建てられた建築物に用いられた木材とライン引きをして、戦前に建てられた築50年以上の伝統構法・在来工法の建物に用いられた国産木材を古材と定義しています。

古材のメリット

①強度がある

古材は時間をかけて自然に乾燥していく自然乾燥材。木材は乾燥することで強度を増していきます。例えばヒノキでは、伐採から100年後が最も強度が増していき、その後緩やかに強度が減少して300年を超えると伐採当時の強度に戻るという研究結果があります。

現在の住宅建築で広く使われている新材は強制的に乾燥させた材料が多く、反りや割れなどが起こりにくく加工しやすい木材ではありますが、短い期間で乾燥させているため、木の内部が割れやすくなり強度が下がりやすくなるデメリットがあります。また樹脂まで染み出してしまうためパサパサになったり、さらには木の弾力性や艶、調湿性も失ってしまいます。

②経年変化の趣

木材は経年変化を楽しめる材料です。弊社の床材は標準仕様で無垢杉床を採用しています。やはり、築年数が経ったオーナー様のお宅に伺って色が変わり艶がある床材を目にすると素敵だなと感じます。数年でも変化するものが、何百年と経った古材ではどうでしょう。昔の家では大広間に梁が表され、そこに囲炉裏があって火を焚いていました。煙によっていぶされた黒ずんだ木肌、傷や割れなど年月が経ったからこその趣、素敵ですよね。

③環境にやさしい

解体をすれば廃棄物が出ます。廃棄物が出れば燃やします。燃やせば二酸化炭素が発生します。二酸化炭素量が増えれば地球温暖化が促進します。

しかし使える古材を取り出して再利用することで、廃棄物を減らし地球温暖化を促進する有害物質の排出を抑えることができます。さらに古材を再利用する分、新材の利用量が減るので森林伐採による環境破壊も抑えることができます。

しかし、メリットもあればデメリットもある。今回はそちらもお話しします。

古材のデメリット

①手間とコストがかかる

古材に新たな傷がつかないよう慎重に作業する必要があるので解体は慎重に、そして運搬などにコストが掛かります。そして再利用する為に選別や洗浄、新しい家のサイズに合わせた加工や仕口・継手の加工などの作業も必要になります。

↓弊社モデルハウスに使用した古材の加工中の写真

本日は『古材の日』　古材を再利用したモデルハウス公開中です。ご予約制ですので、見学希望の方はお問い合わせください！