こんにちは

雨ですね。大型の台風2号の影響で梅雨前線が活発になっているそうです。関東甲信では2日の夜から3日の午前中にかけて線状降水帯が発生し、災害級の大雨となる予想が出ています。今後の雨雲の進路などこまめに確認して、アンテナを張っておきたいですね。

まもなく台風シーズン到来になりますので、万が一の水害などにも備えて避難場所なども確認しておきましょう。

 

新潟でも過去に大きな水害被害がありました。私は生まれる前の水害ですが、よく名前を聞くのは『7.11水害』。新潟県上越地方と長野県、富山県に集中豪雨が発生し、姫川・関川・黒部川付近で氾濫などの被害が出ました。上越地方では豪雨が発生した11日夜に総雨量300㎜を観測。地域住民の直接的な被害は少なかったそうですが、道路やインフラ設備などの復旧に数年かかった大きな災害となりました。

ニュースサイトを見ていて一つ気になったことが。総雨量とか降水量と言われてもピンととこないんです。天気サイト等に載っている降水量の意味は？と思ったので調べてみました。簡単に説明すると1時間に底の面積が1㎡の容器の中に何ミリの深さまで雨が溜まるかということらしいです。つまり、7.11水害の総雨量300㎜ということは底面積1㎡の容器に300㎜（0.3ｍ）の深さの水が溜まっているということ。計算をすると底の面積1ｍ×1ｍ×深さ0.3ｍ＝0.3㎥、リットルに換算すると一晩で300Lの雨が降ったということになります。

想像ができませんね…。計算してても頭には？が浮かびました。

 

さらに過去の水害を検索してみると、一番記憶に新しいのは昨年の村上市や関川村での豪雨被害。この時も線状降水帯が発生し、村上市周辺に大雨特別警報が発令されました。私もニュースでしか見ていないので、実際「他人事」の気持ちが強いです。人間だれしもその立場にならないと実感しづらいことだとは思います。

だからこそ、万が一を考えた行動が重要なんだと感じます。教育現場での避難訓練や地域での避難訓練などはないがしろにしてはいけないことだと大人になって感じるものですね…。

 

 

はい、新潟での過去の水害について少しお話ししましたが、ここからは断水に備えた行動をご紹介します。水害に限らず他の災害が発生したときにも起こり得る断水、復旧には何日もかかるので対策を知り、断水に備えましょう。

 

 

まず重要なのは『水の確保』

水は生活に欠かせない物。飲料水は1人に付き3L/日といわれています。飲料水は洗ったペットボトルやホームセンターなどで売っているポリタンクなどに溜めるのが良いでしょう。飲料水の他に生活用水も必要です。生活用水はポリタンクや浴槽を活用しましょう。

政府が公表する備蓄例では、3日分の飲食料や日用品を備えておくこととしています。そして備蓄したものにも消費期限がありますので、それを食べる、新しいものを買い足すという『ローリングストック』が推奨されています。災害が起きると店舗から物がなくなるのでその時に買おうと思っても手に入りません。ですのでまずは普段から備蓄をすることが重要。災害が無く過ごせたのならその備蓄したものを普段の食事に活用し、食べたら補充するということを意識していきたいですね。

 

 

断水時に貴重となる水を節約するには、食器洗いなどの手間を省きたいですよね。使い捨ての紙皿などをストックしておくほか、食器にラップやアルミホイルなどを巻いて使用し、使い終わったらラップなどを捨てるだけという方法もあります。ラップやアルミホイルは日常でもよく使いますから多めにストックしておくと良さそうですね。

 

そして、生活する中で欠かせないのがトイレ。現在は水洗トイレが主流になっているため断水が起こるとトイレが流せなくなります。そこで断水時のトイレの流し方をご紹介。（LIXIL参考）

まず用意するのはバケツ。バケツ1杯（5～8L）の水をトイレに一気に流し込み汚物を排出します。これで便器内にあった汚物は流れますが、通常のトイレ洗浄時の水量よりも少ないため排水管の中に汚物が停滞する可能性があります。2～3回に一度はバケツ2杯程度の水を流して停滞した汚物を流し切るようにしてください。

この時タンクがついているトイレの場合、タンクに水を追加しないようにしてください。トイレの洗浄水はタンクに溜まっている水の他、蛇口から給水された新しい水も使用しています。その為タンクからの水だけでは水量が足りず、詰まってしまう可能性があります。ですのでトイレを流す際は必ず便器に直接水を流しこんでください。

また、便器に水を流す際は水撥ねに注意し、コンセントなどに水がかからないようにしてください。

 

突然起こる自然災害、当事者にならないと危機感は感じにくいものですが、普段から災害に備えた備蓄、避難経路の確認などを行っておきたいですね。

 

 

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