この度の令和6年能登半島地震におきまして、犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表します。
また、被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い生活再建と地域の復興をお祈り申し上げます。
死者数も増えてきており、100名を超えるのではないかと感じます。
輪島市は伝統工芸や古い建物が立ち並び、観光スポットとして人気のある歴史あるエリアですが、その街並みでの大火災、火の海の光景は本当に切なく、言葉に詰まります。
新潟市では特に西区が甚大な被害が発生しており、中でも液状化現象で地盤が隆起し、また沈下し建物が傾く事故が多発しています。
この液状化対する方法として建築技術においては難しい状況です。建物をジャッキアップして水平に戻す方法となりますが、対応できる業者が少なく、またコストがかなり掛かります。
一般的な住宅規模ですと数百万円の修繕費を要します。
火災保険でどこまで対応出来るか?
地震保険に加入している場合で、建物の補償が受けられるのは、傾斜あるいは沈下が「地震保険損害認定基準」を満たしている場合とのことです。
建物の傾斜角が0.2度を超えると、一般的に建物の傾きを感じ、戸や窓の開閉に不具合が生じるといわれていますが、このくらいの傾斜角から地震保険の補償が受けられるようです。
傾斜角が0.5度を超える建物に住み続けると、めまいや吐き気などの健康被害が生じることもあります。
液状化は地震が原因のため、大きな揺れによって家財に被害が生じることもあります。
家財も保険の対象として契約している場合は、損害の程度によって、地震保険から補償が受けられます。
被害に遭われてなくとも今一度ご自身の加入している火災保険を確認してみて下さい。
いざという時の大事な保険、内容によっては再検討することも大切です。
ちなみに地震保険金額は掛けている火災保険金額の半額が最高です。
しかも一部損や小半損では地震保険金額の5%~30%しか補償されません。
全損で100%ですが火災保険金額が2,000万円だとすると、地震保険分は1,000万円、つまり全損で1,000万円で、一部損では50万円しか補償されません。
50万ではまず建物は直せないのが現実。
地震が原因で火災に遭い全損して1,000万円、1,000万円で建て替えは出来ません。
焼け落ちた家の解体撤去で綺麗に更地にするこのお金がかかります。そこから新築費用が掛かりますので、自己資金がなければ再建できません・・・
それが地震保険なのです。
東海地方では南海トラフを懸念し、火災保険が結構高くなっていることもあり、頻発する地震によって今後火災保険の金額がアップしていくことが予想されます。
備えあれば憂いなしといいますが、暮らしに対してどう向き合っていくか、災害の度に考えさせられます。
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