新 蔵里|古材を使ったサステナブルクラシック
コンセプト
古きよきを愉しむ、新しいオーダーハウス
築100年を超える「古民家」の構造として生きてきた古材を使い、上質な新しい「木の家」が建てられるブランドです。古民家を改装した宿泊施設や飲食店は素敵ですよね。年月を積み重ねてきた太くて立派な梁、その梁を見上げる高い天井など、古民家には年代・性別を問わず私たちを虜にする魅力があります。その古民家の構造材として使われていた「古材」を使ってオーダーメイドし、新築やリノベーションで住宅や店舗をつくることが出来ます。まだまだ成長過程で構造材として生きることが可能な「古材」と高品質な木材を使い、人と環境にやさしいサステナブルなブランドです。
特徴
『古材』=『古財』
古材とは主に古民家の柱や梁などに使われていた木材を指し、一般的には概ね戦前に建てられた民家の解体から発生した質の良い木材を古材と呼んでいます。 古材は家の構造として100年200年と家を支え、自然災害に耐えてきた強い素材です。住まわれていた家族をずっと守ってきた、いわば【地域の宝】といえる存在。 古材の価値は先人の知恵が詰まった「伝統構法」に採用された逸材であり、圧倒的な強度が魅力です。
なぜ今、古材を使うのか?
木は伐採してからも生きていることをご存じでしょうか。実は伐採後200年かけて乾燥しながら艶を出し強くなっていく性質があります。現に奈良県の法隆寺も築1400年経った今なお立派にその姿は維持されています。環境重視の時代背景を受け、今では入手困難な上質で両手が回らないほど大きなサイズの国産材を再利用しようと見直されています。 自然素材ならではの魅力的な経年変化、十分に乾燥されたことで新材にも勝る強度を持つ住宅建材として、今古材に注目が集まっています。
古材の魅力~後世に日本の心を継いでいく
古民家の自然の風合いや長い年月をを積み重ねてこそ出せる深い趣には、誰もを惹きつける魅力があり、人工的にはつくり出せない美しさです。そんな古民家がここ新潟県にはたくさんあります。 私たちは自治体と連携し、使われなくなった古民家から良質な古材を再利用し、強く美しい日本の家の趣を再現します。これから新築やリノベーションする現代の家に活かすことで後世に残る住まいをつくります。 1.艶めく美しい色合い 経年により、木材の色がダークブラウンに変色します。長い年月をかけて人工ではつくり出せない美しい色へと変化しています。 2.煙に燻された木肌 囲炉裏があった家の古材は、煙に含まれる脂が染み込みます。磨き上げることで、艶のあるダークブラウンに変化します。 3.個性的な「曲がり」や「クセ」 木は長い年月をかけて成長する為、1本1曲がりやクセが異なります。その個性をアクセントとして活かすことができます。 4.強度が高い 古材は経年によって自然乾燥されていることから、非常に高い強度を備えています。自然なスピードでしっかりと乾燥された状態の為、強度が高く、建築物自体の強度が高まります。 5.経年による味わいがある 傷や割れなどが起こってしまったりするもの、それらがかえって歴史を感じさせ、加工物では出すことの出来ない唯一無二の本物の味わいとなります。 6.環境にやさしい 古材を使用するということは、その分新しい木材を使用しないということ。古材を多く使用することによって、炭素固定(カーボンフィグゼーション)を実現し、結果として環境保護にもつながります。 7.人間にもやさしい 建築に使用する資材によっては、シックハウス症候群発症などの恐れがありますが、古材は天然素材なので、限りなく安心な資材です。
古材を使うことは、未来を守り、未来へ「昔ながらの日本の技術」を伝えることができる
古材は合板(集成材)と違い、ホルムアルデヒドなど人体に有害な化学物質が発生しません。そのため、空気汚染によって引き起こされる病気・症状(シックハウスや化学物質過敏症など)軽減にも役立ちます。 また、古材と新材を使い建築することで、新旧の趣と新しいデザインを実現することが可能です。 『新しいけれど、懐かしい家』となるのです。
個性派にピッタリ、自分だけの特別なスタイルは見る者を驚かせる
新『蔵里』クラシックは2つのつくり方から選べます。 ①実際に建っている古民家を見学し、好きな古材を選んで建てる 蔵里に使う古材は、新潟県内に建っている古民家から構造材に活かします。実際に見に行ってどんな色か、曲がり具合はなどその個性を体験しチョイスすることが可能です。 弊社の古民家鑑定士・古材鑑定士が同席しますので、現地にてアドバイスさせていただきながら、デザインを想像しつつ安心して選ぶことができます。 ②お任せ古材を使った魅力的な住まいにあつらえる どんなデザイン・雰囲気がお好きなのか、どんな暮らしがしたいのかなど丁寧にヒアリングさせて頂き、そのうえでピッタリな高品質の古材を弊社で厳選し、設計に活かします。家づくりのプロが選んだ特別な素材で古民家風の家づくりが楽しめます。 また、古材の他に小民具などの取り扱いもございますので、デザインに合わせて室礼として採用することも良いでしょう。
こんな『心配事』も無用です
Q.アフターメンテナンスは出来るの? A.もちろんです。弊社では古民家鑑定士、古材鑑定士、伝統再築士、伝統資材施工士など古民家再生や古材の取り扱いに関してプロがおりますので、建てた後も安心してお住まい頂けます。また古材は100年以上経過した太くて丈夫でしっかりとした本物の材料ですので、新材より安心頂けると考えます。 Q.埃や虫食いの心配はないの? A.丁寧な加工で安心して使える建材の状態にしてから使用します。古材は古民家より丁寧に解体し取り出します。その後釘抜きや洗い、埋木などを行う過程で、じっくり古材を向き合い調査します。また、古材強度計測も行い入念なチェックの後建築材料として用います。 Q.古材を使って耐久性や強度は落ちないの? A.伐採後100年以上経過している古材の方が新材より強度が高いということはあまり知られておりません。実際に木は伐採後約200年かけて強度を増し、その後緩やかに強度が落ちていくとの調査研究があります。奈良県の法隆寺は世界最古の木造建築物として有名ですが、1400年経過した現在でもなお新材より強度があると云われております。
リノベーション時に活きる『古民家再生総合調査』
リノベーション時には確かな現況状況把握と安心して住まえるよう、耐震診断を含めた『古民家再生総合調査』を推奨しております。 ◎調査費用 50万円(税別) 1.古民家のコンディションが明確になる【古民家鑑定】 現状の建物状況の調査を行い、リフォームや購入時に役立つ判断材料を提供します。使われている木材や仕上げ材は良いもので、このままリフォームした方が良いのか、建て替えをした方が良いのかの大きなきっかけとなります。 2.ロボット調査により床下の状態が判断できる【床下インスペクション】 古民家床下診断士がシロアリなどを始めとした床下害虫診断について、自走式点検ロボットモーグルを使用して調査を行い、床下のコンディションについて報告と提案を行います。本調査を実施することで床下の状態や手入れポイント等が分ります。 3.専用機器を用い伝統構法の耐震性能を判定する【伝統耐震診断】 一般社団法人伝統構法耐震評価機構が認定する伝統耐震診断士が、常時存在する地盤と建物の微振動を利用し、地盤と建物の振動を同時に測定及び解析し、伝統構法の耐震性能を判定します。
また、清新ハウスでは一般社団法人全国古民家再生協会との連携で、古材買取時に行う「古材鑑定」や移築希望の方向けに「古民家移築価値鑑定」を実施し採りだした古材を利用した建て替えも行っております。サステナブルな建築社会の実現に向け、積極的な伝統資材の利活用を推進しております。
標準仕様
81万円/坪~
基礎
RC布基礎(立上りコンクリートW150×H600)、防湿コンクリート仕上、床下基礎パッキン通気工法
木構造
耐震等級2、耐力面材張りt=9、フリースタイル設計 ・木造軸組工法、ネダレス剛床工法 ・土台/国産ヒノキ無垢材105×105(特一等 乾燥材) ・柱/国産スギ無垢材105×105(特一等 乾燥材) ・通し柱/国産スギ無垢材 120×120(特一等 乾燥材) ・梁/桁/国産スギ無垢材、ベイマツ(特一等 乾燥材)、古材) ・構造計算に依り一部集成材有 ※登り梁構造対応可
屋根
ガルバリウム鋼板 軒の出:妻面900mm以内・裄間900以内 ※デザインに依り決定
外装
ガルバリウム鋼板張り又は金属サイディング張り ※板張り等変更可(OP)
断熱材
・屋根:セルロースファイバーt=300 ・壁:高性能GW20K品t=105 ・床:押出法ポリスチレンフォーム3種t=100 ※他断熱材変更、付加断熱可(OP)
雨樋
塩ビ製メーカー品
床材
杉無垢フローリングt=30(特一等) ※節無し、樹種変更可(OP)
内装
・和紙壁紙(全室壁天井) ・スギ無垢板(特一等) ※洗面脱衣室のみ ※塗り壁等変更可(OP)
鋼製建具
断熱樹脂サッシ(メーカー品)+Low-Eガラス標準装備 ※トリプルガラス樹脂サッシへ変更可(OP)
木製建具
メーカー品木製建具 ※木製造り付け建具対応可(OP)
設備
・システムキッチンW2550(メーカー品 ※造り付けキッチン対応可、ガスコンロ) ・ユニットバス1616(メーカー品) ・洗面化粧台W750(メーカー品 ※造り付け対応可) ・トイレ(シャワー付き便座)※1台
冷暖房設備
エアコン2台(14帖用200V+6帖用100V) 他設備導入対応可(OP)
その他
・オール電化対応 ・長期優良住宅対応 ・認定低炭素住宅対応 ・ZEH対応 ・オール大壁仕様 ・Ua値:0.48以下基準 ※HEAT20 G1グレード相当 ※付加断熱等性能向上UP対等可(OP) ・古材は原則梁にのみ使用し、プランに依って1本~8本使用します。